
白米よりも優秀?
玄米は、白米を完全に籾から完全に精米していないもので、白米の手前の段階です。
色は茶色であり、通常はぼそぼそとしていて、非常に食べ難く、消化にも悪いのです。
しかし、圧力釜で炊く事により、ふっくらとした食感になります。
消化効率も多少改善されます。
そして何よりも特筆すべきは、その栄養価。
精米をしていないので、通常の白米よりも格段に栄養価が高いのです。
精米というのは、米の表面を研磨して、食べやすくする作業なのですが、その栄養までをも削り取ってしまうのです。
例えるならば、皮付きの林檎と、皮の付いていない林檎でしょうか?
皮付きの林檎が玄米で、皮の付いていない林檎が白米です。
つまり、果物と一緒で、皮付きの方が格段に栄養があるのですね。
食物繊維
玄米には食物繊維が多く含まれます。
食物繊維は腸の活動を助け、便通を改善する働きを持っています。
玄米は主食なので、白米を玄米に置き換える事で、日々の食事から便通の改善を期待出来るのです。
便通が良くなれば、腸の活動効率が上がり、代謝の促進にも繋がります。
よく噛む事
玄米は硬いです。
なので、柔らかい白米よりも噛むという行動の頻度が自然と高まります。
よく噛めば、脳は満腹感を感じ、自然と食欲が抑制されます。
食欲が抑えられれば、食べ過ぎる事も無いですし、ダイエットにありがちなストレスも軽減出来ますね。
この様に、玄米にはダイエットに効果的な作用があるのです。
食べ難さの改善
玄米は昔から言われている事ですが、とても食べ難い食材です。
筆者も昔食べた事がありますが、子供ながらに『あーこれは駄目だ……』と思った程です。
そんな玄米ですが、正しい調理をすれば、美味しく食べる事が出来ます。
まずは、前述の通り圧力釜で玄米を炊いてみましょう。
圧力釜で炊く事により、玄米特有の硬さや、ぼそぼそとした食感が無くなり、食べやすくなります。
料理店で出している玄米は、こういった調理をしているそうです。
次におかゆです。
玄米は硬いので、米を柔らかくするおかゆは、調理法として最適だと思います。
デメリットの食感や硬さも改善する事が出来ますし、水を吸うので、量のかさ増しも期待出来るでしょう。
食べ難いけど
玄米は本当に食べ難いです。
しかし、きちんと調理する事で、苦にならない――――むしろ美味しくなるのです。
栄養価も高いので、ダイエットに適していると言えるでしょう。
貴方もいつも買っている白米ではなく、たまには玄米を買ってみては?